体を引き締めるためにとりあえず筋トレを始めるという人は少なくないでしょう。
ですが、やってみたもののあまり効果を実感できない、むしろ筋トレを始めて逆に太った!という人もいます。
そして筋トレなんてやる意味なしと投げ出しがち。
このような人たちは根本的にダイエットと筋トレの関係について誤解しています。
そのような間違った認識のままでは、引き締まった理想の体型になるのは中々難しいでしょう。
そこで今回はダイエットと筋トレの関係について解説していきます。
筋トレを始めて太ったという人、筋トレは太るからやらない方がいいと考えている人、ダイエットで筋トレが必要な理由が理解できない!という人は、是非参考にしてみてください。
まずは筋トレをしても太る理由について解説していきます。
筋トレのせいで逆に太っちゃったんだけど!という人は自分に当てはまっていないか確認してみてください。
体重はカロリーバランスによって決まるので、体重を落とすためには食事による摂取カロリーを絵減らすか、運動による消費カロリーを増やすか、もしくはその両方に取り組む必要があります。
なので筋トレを始めて消費カロリーを増やそうとすること自体は間違いではありません。
ですが、筋トレによる消費カロリーはそこまで大きくないんです。
個人差はありますが、ボディビルダーがやるようなハードな筋トレでも、1時間で消費されるカロリーは400~500kcalくらいです。
一般人がダイエットでするような軽い筋トレならこの半分にも満たないでしょう。
さらにこのような筋トレを週に1回しかやらないのなら、筋トレで増える消費カロリーは1日あたり多くても50kcal程度。
一口でもおやつを食べれば全てチャラ。
これだけでは痩せることは難しいでしょう。
多くの人は筋トレさえすれば痩せると考えているので、筋トレを始めても食事内容を変えようとしません。
むしろ「筋トレをしたから少しくらい食べても太らない」と自分に甘くなり、逆に食事量が増えることすらあります。
消費カロリーが少ない筋トレしかしてないのに、ジャンクフードやデザートなどカロリーが高い
食品ばかり食べてれば太るのは当たり前です。
痩せない原因を筋トレに押し付けたくなる気持ちは分かりますが、太ったのはただ食べすぎているからで筋トレに罪はありません。
体重を落とすためには食事内容を絶対に見直さなければなりません。
太った原因は摂取カロリーの過剰摂取なので、まずは食事内容を見直すようにしましょう。
野菜・果物など低カロリーで栄誉豊富な食品を意識して食べるようにして、たんぱく質を1日「体重x2g」を目安にしっかり摂るようにしてください。
たんぱく質を食事で摂るのが難しい場合はプロテインを飲むのをオススメします。
よく「プロテインを飲んだら太る」と考えている人もいますがこれは間違いです。
むしろプロテインは痩せやすい食品で、太るとしたら他の食事内容に問題があります。
ここまで説明すると「食事を我慢すれば体重が落ちるなら筋トレは必要ないじゃん」と考える人もいると思います。
これはその通りで、体重を落とすのに筋トレは必須ではありません。
食事さえ抑えれば誰でも痩せることはできます。
それでもダイエット中に筋トレは必ず始めた方がいいと断言できます。
筋トレには別のメリットがあるからです。
基本的に人間は体重が落ちると筋肉量・基礎代謝量が低下し、1日の消費カロリーも少なくなります。
ダイエット中に筋トレをして筋肉を刺激すれば、この代謝の低下を防ぎ「痩せやすい体質」を維持することができるのです。
筋トレをしない場合代謝は大きく低下するので、1日の消費カロリーも少なくなり、食事の難易度が大きく上がってしまいます。
たとえ体重が落ちたとしても「太りやすい体質」になり、リバウンドのリスクが高くなります。
ダイエットに成功して体重は落ちたけど、体型はそんなに変わらなかったor二の腕・お腹はぶよぶよのままだったという人は少なくないでしょう。
これは体重と一緒に筋肉量が落ちてしまったからです。
ぶよぶよの体を引き締めるために必要なのは「体脂肪率を下げること」。
体重を落とすだけなら食事制限だけでもなんとかなりますが、その場合体重と一緒に筋肉量も落ちていくので体脂肪率は中々下がりません。
引き締まった綺麗な体型になるためには筋トレのような筋肉を刺激する運動が必要不可欠なんです。
今回解説したように、体重が増えるのは食事が原因で筋トレは関係ありません。
太るのは単純に食べ過ぎが原因です。
筋トレを始めて太った!という人はまず自分の食事内容を見直すようにしましょう。
ダイエットではついつい体重を落とすことにとらわれがちですが、それ以上に大切なのは体脂肪率を落とすことです。
体脂肪率を落とすためには食事管理と筋トレの両方に取り組むことが必要なので、
ぷよぷよの体を引き締めて綺麗な体型になりたいという人は必ず2つ合わせて始めるようにしましょう。