眠気覚ましによく使われるコーヒーですが、最近ではダイエットにも効果的なんじゃないかと言われています。
中には飲むだけで痩せるという刺激的な意見もあって、そんなに簡単なら始めてみようかなと考える人も少なくないでしょう。
僕もコーヒーが好きでよく飲むので、そのダイエット効果があったら嬉しいのですが、実際はどうなんでしょうか。
そこで今回はコーヒーのダイエット効果について解説していきます。
ダイエットを始めたけどコーヒーを飲もうかどうか迷っている、という人は是非参考にしてみてください。
結論から言うとダイエット中のコーヒーは「飲んでもいいけど痩せる効果は期待しすぎない方がいい」といった印象です。
僕自身コーヒーを頻繁に飲んでいますが、別にダイエット目的で飲んでいるわけではなく、効果があるとも思っていません。
ただコーヒーの味や飲んだ後のスッキリ感が好きで飲んでいるだけです。
一般的に言われるコーヒーのダイエット効果はちょっと大げさすぎるかな~と個人的に思っています。
コーヒーを飲むと痩せると言われる理由には「カフェイン」が大きく関係しています。
カフェインは世界でも一般的な精神刺激薬の一つで、コーヒー以外にも緑茶・ウーロン茶・紅茶・ココアなどさまざまな飲料に含まれていて、安静時の代謝量を増加する効果があるとした研究や、カフェインには食欲を抑え摂取カロリーを減らす効果があるとした研究もあります。
体重の増減は摂取カロリーと消費カロリーのバランスによって決まるので、代謝量を増やして食欲を抑える効果のあるカフェインを多量に含むコーヒーがダイエットに効果的とする考えも納得できます。
これだけ聞くとコーヒーダイエットが凄い効果がある方法かのように聞こえますが、注意しなければいけないポイントもあります。
それはカフェインを継続して摂り続けると体が耐性を持ち、ダイエット効果も薄くなるということです。
これでは短期的にはコーヒーに痩せる効果があったとしても、長期的には微妙と言わざるを得ません。
また、先ほど紹介したカフェインは食欲を抑えるとした研究でも効果があったのは男性のみで女性には特に良い影響がありませんでしたし、そもそもカフェインに食欲を抑える効果は期待できないとした研究もあります。
全体的に見るとコーヒーダイエットの効果は「飲むだけで痩せる!」と世間で言われるような劇的なものではなく、とても小さく控えめなように感じます。
コーヒー=痩せると誤解している人は「コーヒーと名がつけば何を飲んでも太らない」と考えがちですが、それは大きな間違いです。
ブラックコーヒーはカロリーが低く飲んでも問題になることはありませんが、例えば缶コーヒーには砂糖やミルクがもれなく添加されていて、量は少ないにしてもそこそこカロリーはあるので、飲めば飲むほど太るリスクは高くなります。
また、最近はココナッツオイルやバターをコーヒーに混ぜるのが流行っているようですが、オイルの分だけカロリーは高くなるのでこれまた太るリスクは高くなります。
これはダイエットあるあるですが、健康にいいからといって太らないわけではありません。
ダイエット目的なら特別なものは添加せず、ブラックコーヒーを飲むようにしましょう。
今回はコーヒーダイエットについて解説していきました。
世間では飲むだけで痩せると言われることもありますが、実際の効果はそこまで劇的なものではなく「もしかしたら効果があるかも・・・」程度の控えめなものです。
過剰な期待を寄せるのはやめたほうがいいでしょう。
もちろん他のジュースの飲むくらいならコーヒーを飲んだほうがいいですが、それはコーヒーに優れたダイエット効果があるからではなく、カロリーが低いからという理由です。
ダイエットを成功させたい人はまず食品のカロリーを気にするようにしてください。