ダイエットを成功させるためには「とにかく糖質を避けて野菜を食べるべき」と考える人は少なくありません。
カロリー制限の一環として糖質を抑えるのは間違いではありませんし、野菜は低カロリーかつ栄養豊富でダイエット中にオススメな食材であることも事実です。
ですが、この考え方の人は糖質を含む果物を食べようとしないので、非常にもったいないように感じます。
果物はたとえ糖質を含んだとしても、野菜同様に栄養豊富でダイエットにオススメな食材だからです。
そこで今回は個人的にもオススメな減量中でも果物を食べるフルーツダイエットを紹介していきたいと思います。
果物を食べても痩せる理由や具体的な始め方についても解説していくので、これからダイエットを始めようと考えていて、果物を食べるかどうか悩んでいるという人は是非参考にしてみてください。
フルーツダイエットで痩せる理由について解説していく前に、多くの人が抱える疑問を解消しておきたいと思います。
それは果物を食べると太るんじゃないか?という問題です。
結論から言うと、果物を食べても太りません。
実際に24年間にわたり13万人以上を対象とした研究でも、果物の摂取と体重の減少は関係があったとしています。
世間では糖質制限が流行っていて糖質を多量にを含む果物は太る食べ物だと敬遠されがちですが、実際は真逆で果物はむしろ痩せやすいダイエット向きの食品と言えます。
痩せたい人は積極的に食べるようにしましょう。
それでは早速、フルーツダイエットを始めると痩せる理由について解説していきます。
果物を食べると痩せる一つ目の理由は「カロリーの低さ」です。
セブンイレブンで売られている果物のカロリーは以下の通り。
皮むきりんご 1パック:52kcal
パイナップル 1パック:61kcal
バナナ 1本:86kcal
このように全ての果物が100kcal以下に抑えられています。
体重の増減は摂取カロリーと消費カロリのーバランスによって決まるので、カロリーが低いとそれだけ痩せやすい食品と呼べるでしょう。
二つ目の理由は「満腹感の高さ」です。
果物はカロリーが低いだけじゃなく、食物繊維や水分を多量に含みます。
食物繊維は消化にかかる時間を遅くするとされていて、食欲を抑え食事量を低下させる効果があると考えられています。
また水分を多く含む食品を食べると、その後の摂取カロリーを抑える効果があるとした研究もあります。
食物繊維と水分の食欲を抑える効果により、無意識に食事量を抑えられるので、無理に我慢しなくても痩せられる可能性は高くなります。
次にフルーツダイエットの方法を紹介していきます。
始め方はとてもシンプル。
「炭水化物を果物に置き換える」これだけです。
例えばコンビニで売られているおにぎりは、低いものでも200弱のカロリーがあります。
これを果物に置き換えるだけで100kcal以上抑えられるので、痩せる可能性はグッと高くなります。
また朝・昼・夜のメインの食事以外でも、小腹が空いて甘いものを食べたくなった時におやつの代わりに食べるといいでしょう。
フルーツダイエットをオススメするとどの果物を食べればいいんですか?と必ず聞かれますが、特に指定はありません。
強いて言うなら「さっきリンゴを食べたから次はバナナにしよう」といった具合に、色々な果物を食べるようにしましょう。
特定の種類にこだわるのではなく、バリエーション豊富な食事が一番です。
最後にフルーツダイエットの注意点を紹介していきます。
実際に始める前に頭に入れておいてください。
果物はダイエットに効果的ですが、フルーツジュースやドライフルーツは別です。
すでに紹介したように、果物をダイエット向きとする理由はその「カロリーの低さ」と多量の食物繊維と水分による「満腹感の高さ」です。
ですがジュースは食物繊維を、ドライフルーツは水分を製造工程で取り除かれるので、満腹感は下がり過食のリスクが上昇します。
いくら元が果物といっても食べ過ぎは太るので、ジュースやドライフルーツは避けて普通の果物を食べるようにしましょう。
フルーツダイエットをオススメすると、たまに果物しか食べたい極端なダイエットを始める人もいますが、これは危険なのでやめるようにしましょう。
果物だけでは十分なタンパク質を確保できないので、たとえ体重が落ちたとしても脂肪と一緒に筋肉が落ちて体型は改善されにくくなります。
たまにフルーツだけの食事で過ごすとデトックス効果があるとした意見もありますが、以前別の動画でも紹介したとおり、デトックスという考え自体架空の存在なんです。
極端な減量は健康を害するだけなのでやめておきましょう。
今回はフルーツダイエットについて解説してきました。
果物を食べると太るんじゃないかと心配する人は少なくないですが、これまで紹介してきた通りむしろ果物はダイエット向きの食材です。
太るのが怖くてこれまで果物を敬遠していたという人は、一度食事に取り入れることをオススメします。