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食べてないのに太る&痩せない?なぜか体重が増える原因とその対策

カテゴリ:コラム 投稿日 2019/04/18

 

「あまり食べてないのに痩せない」

「食事量は変わってないのに太ってきた」

という人はとても多くいて

「そんなに食べてないのになんで太るのか」と疑問に感じているのかと思います。

そこで今回は、食べてないのに太る・痩せない原因とその対策をまとめてみました。

ダイエットで悩んでいる人は是非参考にしてみてください。

【動画版はこちら】

食べてないのに太ることはありえるの?

そもそも食べてないのに太ることがありえるか、という話ですが

これは「ありえない」とも言えるし「ありえる」とも言えます。

人が太るかどうかはカロリーバランスによって決まります。

例えばある人の1日の摂取カロリーが1600kcalで、消費カロリー1200kcalだとしたら400kcal分太ります。

このように太る原因は摂取カロリー(食事)の量が消費カロリー(基礎代謝・運動)より多いというシンプルなものです。

このカロリーバランスの点から言えば、食べてないのに太るなんてことは「ありえません」。

太るということはどこかでカロリーを摂りすぎています。

食べてないのに太る原因

食べた・食べてないの基準が満腹感

ではなぜ食べても太らないことが「ありえる」と言ったのかというと、

それは多くの人にとって、食べた・食べてないの基準が「満腹感」だからです。

ですが、同じカロリーでも満腹感は食品によって大きく異なります。

たとえばバナナ2本とおにぎり1個は同じようなカロリーですが、どちらがお腹いっぱいになるかはなんとなく分かると思います。

カロリーではなく満腹感を基準に食べた・食べてないを決めてしまうせいで、食べてないのに太るように感じてしまうのです。

食べたことを忘れている

人間は忘れる生き物で、遠い昔の印象的な出来事は覚えていても、つい先日の食事内容はすぐに忘れてしまいます。

僕自身3日前の晩御飯は?と聞かれると、全く思い出せません。

「食べてないのに太るという人」もこれと全く同じで、そもそも食べたことを忘れているから食べてないのに太ったと感じるだけです。

飲み物は太らないと思っている

カロリーと聞くとラーメンのようにコッテリとしたグルメや、ケーキのようなお菓子を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。

確かにそれは間違いではありませんが、カロリーは食べ物だけでなく飲み物にも含まれます。

食事と違って咀嚼が必要なく満腹感もさほどないため見落としがちですが、

少食だけど太るという人は、高カロリーな飲み物を日常的に飲んでいるのかもしれません。

もともと太りやすい体質

痩せやすい・太りやすい体質かどうかは遺伝で決まることがわかっています。

厚生労働省が発表している「日本人の食事摂取基準(2015年版)」でも

「エネルギー必要量の分布を正規分布と仮定すると、例えば成人男性の場合、真のエネルギー必要 量が推定エネルギー必要量±200 kcal/日(幅として 400 kcal/日)の中に存在する人は全体の 7 割 程度に留まり、残りの 3 割の人のエネルギー必要量はそれよりも多いか又は少ないと推定される」

と述べ、消費カロリーは個人差が大きいとしています。

加齢で基礎代謝量が低下している

「40代が痩せなくなる本当の理由とダイエットを成功させる唯一の方法」でも述べましたが、基礎代謝は歳をとるとともに減少していきます。

関連記事:40代が痩せなくなる本当の理由とダイエットを成功させる唯一の方法

これが若い頃と食事量は変わらないのに太り始める一番の原因です。

職場や家族など、自分より年齢が若い人と食事をするときは注意したほうがいいでしょう。

たとえ10~20代の人にとっては太らない食事でも、30~40代の人にとっては太る食事になるので、相手の食事量に合わせると自分だけ太ってしまう可能性があります。

食べてないのに太る人が痩せる方法

食べてないに太る原因を説明したところで、次に具体的な対策を紹介していきたいと思います。

食品のカロリーを気にする

まずは食べた・食べてないの基準を「カロリー」にすることから始めましょう。

具体的には、コンビニやースーパーに置いてある商品の裏に栄養成分表が記載されているので、

自分が食べようとしている食品は何カロリーなのか?を意識するようにしてみてください。

外食では料理のカロリーが分からないので、事前に食品のカロリーを調べておくといいでしょう。

食事の記録をつける

自分が食べた食品を忘れないように記録するようにしましょう。

文字で書くのが面倒という人は、スマホで撮影しておくことをオススメします。

水やブラックコーヒーなど、カロリーを含まないもの以外は全て記録するようにしてください。

栄養成分表の記載がある商品は、そこに書いてあるカロリー・たんぱく質も記録するといいでしょう。

他人の食事内容は気にしない

すでに説明した通り、人によって基礎代謝量には個人差があります。

年齢・性別・身長・体重、全てが同じ条件だったとしても、人によって太る食事量は異なります。

なので、他人の食事内容は気にしないようにするのがベストです。

誰かに「これくらい食べても太らないよ」と言われても無視するようにしましょう。

太るかどうかは体質によって決まるので、その人が決めることではありません。

筋トレを始める

加齢によって落ちる基礎代謝量の低下は、筋肉量が原因であることがわかっています。

なので、食べてないのに太ると感じている人は、筋トレを始めたほうがいいでしょう。

筋肉量が増えれば基礎代謝量も自然と増えて、今までよりも食事が楽になっていきます。

まとめ:食べてないのに太る人でも痩せることはできる

「食べてないのに太る」という人の原因は様々で、生まれつき太りやすい体質の人がいるのも事実ですが、そこで諦めることはありません。

どんな人でも頑張れば頑張るほど体は良い方向に変化していきます。

大切なのは「正しい努力」をすることです。

自分が痩せない原因を一度冷静に受け止めて、本当に効果のある方法でダイエットを始めるようにしましょう。

ダイエットに自信がない、という人は一度最寄りのパーソナルトレーニングジムを探してみることをオススメします。
適切な食事やトレーニングを専門知識を持ったトレーナーが指導してくれるでしょう。

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